Maggioreでレンタカーして起きたこと (冬季チェーンは必須)

質問No.2986 : Scibatini より

Locautoでレンタカーして、安い会社はひとたび何かあるとむしろ高くつくのを知りながら、恐いもの見たさで今度はMaggioreで借りてみました。

以下、ご参考まで。

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スキーを積む場合ネットでは車種を検索できないので、3人、80x60x30のスーツケースx3、スキーx3の条件で選んでもらうと、ベンツのステーションワゴンがよかろう、ということに。 

車を見てビックリ! トランクにはスーツ・ケース2個しか載らず1個は後部座席に載せろということらしい。 しかも、後部座席の右側の背もたれを倒してトランクとスルーでスキーを積むと、今度はその厚みで3個目のトランクが入らない。 クレームすると、そんなこといきなり言われてもバンなんかすぐに用意できないし、先払いの場合はいかなる変更も受け付けないって約款に書いてあるじゃん、とのこと。 じゃあスキー・キャリア追加して。 だから、そんなもの空港の営業所には置いて無いんだって。 そうそう、うちで貸してるスキー・キャリアは2本用しかないからね。

あ、そうそう。 リクエストあったチェーン、どうする? 1日8.30で30日だから、、、 と、いう話を聞きながら、見積りを取ったときにチェーンに関しては現地フロントで当日聞いてくれとなっていたことに多少のひっかかりはあったものの理由が読めた気がした。 Locautoは何日借りても固定で、しかも長期借りると無料にしてくれたのに。 で、高速のガスステーションで売ってることを承知していたので買うことにして断る。 ちなみに、205/55R16用を66で調達。 だいたい、60~80位のもの。

話はこれで終わらない。 以前チェーンのジョイントが噛んで外せなくなったことがあり、ジャッキアップしてタイヤを外して脱がせたことがあった。 で、工具入れを見るとスペアタイヤ、ジャッキ、タイヤレンチが無い。 これまたクレームするも、そんなものは買ったときに付いてくるものでなくなったら無いんだよ、とのこと。 フロントと駐車場との間を行き来するのは疲れた体に堪える。 

Maggioreを使う気になった最大の理由が、スタッドレス・オプションの存在。 それは予約前に小型車の特定車種のみに用意されたオプションであることを確認済み。 撒き餌だったのね。 それでも同じクラスのステーションワゴンでは最安値。 安いものにはワケがある。

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レンタカーするときは、必ずスペアタイヤ、ジャッキ、タイヤレンチの搭載を指示・確認しましょう。 

冬季のイタリアでは北はもちろんのこと、シチリアにはスキー場がある位ですから当然雪が降ります。 レンタカーするときは、必ずチェーンをご用意ください。 チェーン・ケースの表示サイズと中味のサイズが違う、あるいは片側だけサイズが違う、壊れているなんてことは想定内です。 これを回避するためにも、取り付け方法のレクチャーを受けることを前もってリクエストしておくことをお勧めします。

相棒が渡伊するのは2週間後。 どうすっかなぁ、、、

9 Responses to “Maggioreでレンタカーして起きたこと (冬季チェーンは必須)”

  • Scibatini より:

    と、アップしてからMaggioreに最後の1週間だけスキー・ラック借りたいんだけどどうすればいい?って
    メールしたら、自分で買って付ければ?だって。 慣れています。 そうします。笑

  • 時々イタリアへ行くイタリア初心者 より:

    ムムム…これがMaggioreーMagicなんですね。
    冬場のレンタカーは何かと付属がかさんできます。やはり降雪が予測される時期は、細かい注文を聞いてくれる安心できるカード会社を経由して手配する方が私の語学力にみあっております。

    それにしても、ジャッキやレンチ 持って行っちゃう人って本当にいるのかしら? 案外レンタカー会社の人間だったりして(笑)

    良い旅をお続け下さい‼︎

  • MAT より:

    そうなんですよねシチリアもエトナは標高高いから当然としても、内陸部はふつうに凍結注意の標識ありますから。
    スペアタイヤ、ジャッキ、タイヤレンチ、は盲点でした。まあHertzならだいじょうぶ………かなあ………
    道中お気をつけて良いご旅行を

  • Scibatini より:

    はい、盲点でした。 もう眼が点になるので盲点かと。 マーフィーの法則よろしく、スペア・ヤイヤが無いときに限ってパンクしそうな気がします。 この予感、封印! まだまだ修業させてくれそうです、イタリア。笑

    ***
    余談です。 Napoliは鉄格子付きの駐車場でなければ不安なので、常宿は丘の上のVilla Capodimonteにしています。 知人が、Costantinopoli 104だったら二重鉄格子の駐車場だしダウンタウンも徒歩圏内だよ、と教えてくれたので今回初めて使ってみました。 文字通り鉄壁のガードなのですが、ご存知のとおり高い建物に挟まれた道路は電波状態が悪くGamin nuviでは一発で到着するのに難儀します。 ZTLを通過し、一通を逆走し、今回もまた後日反則金の請求が来るんだろうなぁ、、、ま、いいか。 授業料だし、、、

    皆様、応援ありがとうございます。

  • Scibatini より:

    あっはっは、パンクしました。 以下、経緯。

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    緊急時の連絡先に電話をすると、車の問題なら1を、体調の問題なら2を押せというメッセージが最初は伊語、次に英語で流れる。 で、パンクなので1を押すともう一度、伊語なら1を英語その他の言語は2を押せとのメッセージが流れる。 

    で、オペレーターに継がるのでパンクしちゃったんんだけど何とかしてよ、と言うと、スペア・タイヤは見たの?とのこと。 スペア・タイヤは借りたときから無いんだけど、、、 今、どこにいるの? ん? ちょっとわかんないから調べてかけ直すわ。

    Garminには現在走っている通りの名前は出るがComuneがどこかまでは表示されない。 幸い近くに大きなショッピング・センターがあったのでそこの駐車場に停めてお店のスタッフに住所を教えてもらう。 ついでに車を見てもらって状況を説明しMaggioreに電話してもらうようの頼み込む。 なにせ込み入った話になると伊語では対応しきれない。 例えば、パンクって何ていうのか知らないのだ。 で、英語に頼るわけだが先方が必ずしも英語が堪能というわけでもない。 カール、カールと繰り返すのがCARだと判るまでかなりの時間を費やした。 

    パンクしたのはSalernoの東の何とかという町で、1時間半ほど待たされてレッカーがやってくるがMaggioreの契約先であり、ドライバーの英語はこれまた何だかさっぱりわからない。 伊語で話してちょ、と頼むと車を交換するからオマエを積んでNapoliかRomaのMaggioreの営業所に行くかんね、とのこと。 タイヤ交換すれば済む事じゃん? うちはレッカー会社で修理はしないのよ。 なるほど。 

    パンクした車を積んだレッカーで高速走行中にドライバーに電話が入る。 オマエはラッキーだ。 Salernoの営業所で代車の都合がついたのでオマエを駅前で降ろすかんね、とのこと。 降ろされたはいいが、午後3時半の営業開始まで小一時間待たされる。 それから代車が表われるまでさらに1時間。 ふぅ

    ***
    昼間の人里での出来事だったので何とかなったが、これが深夜の山奥だったらと思うとぞっとする。 緯度・経度を伝えて拾いに来て貰えるとは思えないからだ。 カード会社の日本語サポートでどれほど対応してもらえるかは知らないが、少なくとも自分が今どこにいるかを説明できなければどうにもならないことを痛感したできごとだった。

    ご参考まで。

  • Scibatini より:

    続き。 代車にもスペア・タイヤが無かった。 またパンクしたらどうすんの? 指差す先を見ると、先の車では空だったエリアに電動の空気入れと小さなタンクに入ったパンク補修材がある。 それで自分で直せとのこと。 なるほど。

    走行面パンクならばそれでいいが、イタリアではどこでサイド・ウォール・バーストをやるか判らない。 個人的好みとして、今後レンタカーするときはスペア・タイヤ搭載の車種にしたいと思った次第。

  • 時々イタリアへ行くイタリア初心者 より:

    w 言葉に詰まります。
    カード会社のサポートがあったとしても、時間がかかるのと、こちらの思惑や予想を超えた対応に大きく動揺してしまいます。
    旅慣れておられるScibatini様だからこその対処、勉強になります。ここに飛行機の時間や、仰られるように夜中の山道だったりしたら…と思うととても恐ろしくて。
    今まで何事もなかったのがとてつもない幸運に思えてきました。

    レンタカーを利用する際はスペアタイヤ等の有無を 営業所で必ず確認するべきですね。そして、何かあったらどうすれば助けてくれるのかくどいくらい聞いて、安心を得られる努力をします。

    確かに、突然アスファルトに穴が空いていたり 大きなブロック片が転がっていたりしますね。タイヤの減り具合は乗る前に気にして見ておりましたが…。

    この後の旅には 嬉しいMagicで溢れることを祈っております。

  • お気楽夫婦 より:

    Scibatiniさん。お久しぶりです。

    トラブルに苦労されている由、なんと申し上げて良いのかわかりません。
    でも不謹慎かもしれませんが、これがイタリアの味!とでも言うように、むしろトラブルを楽しまれているようで、そのたくましさ、対応力に感心しています。

    私共も、この4年間、毎年レンタカー(ハーツですが)を借りてイタリアを旅していきましたが、故障や事故に遭遇することはなく、最初の不安感は薄れ、最近は安易に考えていました。
    でももしScibatiniさんのようなトラブルに遭遇したら、英語も怪しくましてやイタリア語が数フレーズの私どもには、とても対応できなかったでしょう。そう思うと背筋がぞっとします。

    ただ、またイタリアに行って小さな町を自由に巡りたい、という思いを消すことはできません。
    是非イタリアドライブのトラブル会話集を出していただけませんか?私共が読者1号になります。(笑)
    今後の旅が何事もなく、イタリアを十分に楽しんで、無事に帰国されることをお祈りしています。

  • Scibatini より:

    お気楽夫婦さん、ご無沙汰しております。 コメントいただけたことを嬉しく思います。

    実は、あまり苦労と感じていません。 ジーロ・イタリア・ラウンドⅠのときは毎日がトラブルの連続で、まれに何も起こらない日があると逆に不安になったくらいでした。 

    現在ラウンドⅡの最中なのですが、どーすんだよオレあっはっは、と思ったのはこのパンクのときくらいです。 今回の収穫は、レンタカーしたらとにかく自分がどこにいるかを説明できなければ何かあったときにどうにもならないと知ったことでした。 道路番号や通りの名前はナビに表示されるので問題ありませんし、大きな道路では100メートル、1キロ単位でIDされているのでなんとかなりそうです。 ただ、最寄のComuneが判らなければ現在位置を先方に伝えるのが困難な場合があり、ナビから拾った座標でGoogleMapsで調べられるようにしておくべきだと思いました。

    このサイトではTIM、Vodafoneがよく上がりますが、私のMobel(UKの携帯)はイタリアでは絶えずWINDを表示しています。 少なくともSovanaではTIMは使い物になりませんでした。 今日、たまたま寄ったBari郊外のショッピング・センターにWINDのショップがあったのでデータ用のSIMを買ってみました。 明日から無線ルーターにセットして道中どの程度カバーされているかモニターしてみるつもりです。

    ***
    昨日、ScillaからBariへの移動中、高速道路にトレーラーのタイヤのバイアス(スチール・ワイヤー)が落ちていました。 昼間でしたから避けられましたが夜だったらまともにぶつかってフロント大破していたと思います。 Salernoから南の高速で夜間照明を見た記憶がありません。 これからは、暗くなったら走るな、とコメントするつもりです。

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