イタリアの駐車場について

質問No.2891584 :  より

1.イタリアの駐車場の多くは「駐車チケット販売機で時間分の駐車券を購入し、車内の見えやすいところに置いておく」というケースがほとんどですか?
支払いはカードより現金が安全ですか?
駐車チケット販売機が見当たらない場合はどうすればよいですか?

2.他に上記のような駐車場方式ではない有料駐車場にはどのようなタイプがありますか?(たとえば日本のような)

3.無料駐車場でDisc Orarioを使う場合があるようですが、「Disc Orarioが無い場合は、紙に自分が駐車開始時間を大きく書いて車内に置いておいてもOK」というのは本当ですか?念のためですが、自分が駐車した時間を記入するのですね?(何時まで駐車するということではなく)

17 Responses to “イタリアの駐車場について”

  • Scibatini より:

    1.駐車場の支払いルールは青地に白抜きでPのマークのある看板に表示されていますのでそれに従います。

    メーターマークは料金が要る、十字架は日曜、父の字ににたクロスハンマーは月ー土の労働日を意味します。例えばメーターマークと十字架ならば日曜のみ有料でそれ以外は無料ということになります。時間帯表示のものもあります。8:00-20:00ならその時間帯は有料、それ以外は無料か駐車禁止なのですが、見ればどちらなのか判ると思います。レッカー移動の標識の有無も確認してください。

    余談ですが、広場に20:00-8:00駐車可能の表示がある場合、8時を過ぎるとさっさとレッカー移動されることが多々あります。取締りの外注化が進んでいるからです。で、夜に車が盗まれたとブログされた広場の写真にはしっかりレッカー移動の標識があったりするのを数件確認しています。フロントの、ちょっと位時間を過ぎても大丈夫、を信じてはいけません。レッカーされても、それは運が悪かったな、で片づけられます。

    有料の場合は駐車券を買ってダッシュボードに置いておくという理解でよろしいです。自販機の場合、日本発行のカードは受け付けられない場合が多々あります。自販機が見当たらない場合、最寄のバール、本屋、スーパーのレジなどで売られている場合があります。

    定額定時間(2時間2ユーロでそれ以上はダメ)のものもあれば、前払い従量制のものもあります。後者の場合はコインを入れるたびに何時間駐車可能なのか、もしくは、何時まで駐車できるかが発券機上表示されますし、どちらの場合も駐車券には何時まで停めらるかが表示されています。

    2.企業が運営する駐車場があります。GoogleMapsでparkingかparcchegioで検索しても出てきますし、あればサイトから予約するという手もあります。
    www.myparking.it/

    3.表示するのは戻ってくる時間です。なぜならば、Disco orarioにはora di arrivo(到着時間)と表示されているからです。その方が自分にとっても取締り側にとっても便利ですから。笑

    ***
    以前は車の保険証(日本の自賠責相当)を外から見えるところに表示する法的義務があって、その表示ケースに必ずと言っていいほどDisco orarioが付いてきました。しかし、表示義務が無くなってからというものレンタカーしてもDisco orario単体が付属している車を見たことがありません。カウンターで、Disco orario貸してほしい、とリクエストすると、要るの?、と聞き返されてしまいましたしありませんでした。私自身も一度しか使ったことがありませんし無実化しているようにすら思えます。在伊の方からなどのコメントを待ちたいところです。

  • ひろちゃん より:

    Scibatini様、いつもご親切なアドバイスをありがとうございます。イタリアについてとてもお詳しいんですね。
    Disc Orarioマークのある、無料駐車場について
    1.Disc Orarioは自分が駐車を開始した時間を示すのではないのですね?となるといつから駐車をしているか分からないので、何時間でも駐車できるということですか?駐車制限時間が書かれている写真も見た覚えがありますが。
    2.Disc Orarioが無い場合は、自分で紙に大きく書いて車内に置いておいてもOK、ということでよろしいですか?

  • 匿名 より:

    >3.表示するのは戻ってくる時間です。なぜならば、Disco orarioにはora di arrivo(到着時間)と表示されているからです。その方が自分にとっても取締り側にとっても便利ですから。笑

    Disco orarioは、駐車を開始した時間を示すもののはずです。上記回答にある、ora di arrivo(到着時間)というのは、その駐車場に到着した時間、つまり、これから駐車を開始するという意味で、用事を済ませて駐車場に戻ってくる、と言う意味ではないと思いますが。

  • ひろちゃん より:

    匿名様、ありがとうございます。
    この質問の前に再度質問していますが、おっしゃる通りのように思います。
    Scibatini様はいかがですか?

  • Scibatini より:

    3.調べた限りは紙に書けば許されるという法的裏付けは見つけられませんでした。

    一方でDisco orarioはタバッキでも数ユーロで調達できるという情報は数件ありました。前述の通りカウンターに無い場合もありますから、車を予約するときに準備するようにリクエストしておけばよろしいかと。

    また、ずっとora di arrivoを車ではなくてドライバーのことだと思っていましたが、ご指摘の通り駐車開始時間でした。

    調べたサイトの中でよくまとまっているもの2件のリンクを貼っておきます。最大公約数は、(青線エリアであれ白線エリアであれDisco orarioに駐車開始時間を表示しておく)x(料金や駐車可能日時についてはP標識の表示に従う)です。

    motori.quotidiano.net/comefare/disco-ora…

    www.ultimora.news/disco-orario-per-il-pa…

    勉強になりました。

    余談ですが、Youtubeをdisco orarioで検索するのもおもしろいです。

  • 匿名 より:

    ひろちゃん様
    横から余計なおせっかいかもしれませんが、アドバイス致します。

    レンタカーを使う場合(イタリアで車を運転する場合)の注意事項:

    1)スピード違反
    国道(SS)、県道(SP)、環状線(Tangenziale)その他の道などに常時スピード違反の機械(カメラ)が設定されている場合があります。警察官が直接取り締まっている場合もあります。機械でキャッチされた場合、罰金は後日、レンタカーの場合、数ヶ月後にクレジットカード会社から引き落とされます。警察にその場で罰金をきられたら郵便局か、タバッキなどで支払います。スピード違反の取締りは道端に必ず道路標識されています。“Controllo elettronico della velocità”でもなかなか気がつきません。

    2)ZTL (通行規制地区)
    ZTL(通行規制地区)に通行可能時間外に通行した場合、罰金です。
    ZTLは、中小町にもあります。場所によって、一方通行の場合戻る事できませんので気がついても後ろに他の車がいる場合前に進むしかありません。
    地図上ZTLの場所がわかっても実際運転中はなかなかわからない場合があります。

    3)駐車場
    駐車場の利用が一番簡単だと思います。街ごとにルールが違いますが、路上駐車場の場合、青ラインは有料、白は無料で条件あり、黄色は許可を持った車、線がない所は、道の始まりに(交差点、かど)に表記してあります。この基準を頭に入れ気をつけましょう。

    4)車上荒し
    駐車する時は車内に(外から見える所)に鞄、ブティックの紙袋など何も置かないように。
    窓ガラスを壊して盗まれる事があります。これはイタリア全国大中小都市で起きる事です。

    一番厄介なスピード違反とZTLに充分気をつけましょう。
    過去に一年過ぎて、いまだにクレジットカード口座から罰金が引きおろされていると言う方の話を聞きました。一体どこでいつなぜ罰金をきられたのかもわからないそうです。
    全ての場所でタクシーハイヤーを使った方が全然安かったと、おっしゃってました。
    レンタカーの場合、後日の処理が大変厄介なことになります。上訴するにも国際弁護士が必要になります。

    私はイタリアで20年以上前から運転してますが、車荒し、スピード違反そして知らない街に行く時はZTLにいつも注意してます。市町村で運営のお金が足りないので最近特に取締り多いように感じます。

  • Scibatini より:

    匿名様、

    話には聞いたことがありますが車を借りた時に使ったカードから直接罰金が引き落とされるケースがあるのですか? 

    カードから引き落とされるのはレンタカー会社が警察からの通知に基づき借主を特定して反則通知書をファックスもしくは郵送にて当事者に転送する為の事務手数料40-50ユーロだけで、反則金自体の支払いは通知書に指定されている方法で別途借主が払うのでありカードから直接引き落とされたことは、まあ書きづらいのですが、一度もありませんでした。少なくとも、Milano、Verona、Perugiaは別払いでした。しかもすべて納付方法が違いました。

    言葉の問題から通知書に反則金額と納付方法が書かれていても、当該事務手数料のカード引き落としを持って反則金を納付したと思っている人も周囲には結構います。例えばどこのコムーネ等がカード引き落としをしているのですか?関心あります。

  • Scibatini より:

    まあ、イタリアではAに聞いた時とBに聞いた時とで答えが違うことは日常茶飯事なので今更驚きもしませんが、disco orarioについてMaggioreに聞いたらこんな返事が返ってきました。そのままコピペします。

    Hello! “disco orario” is almost useless right now in Italy, by the way it should report end time of the parking, and there is always a sing when you have to use it. Thak you. Maggiore Facebook Team

    駐車終了時間を報告する、となっていますし、すでにイタリアでは無用だ、とも言ってます。すると、カウンターで要るの?と聞かれたことやここ数年MaggioreやLocautoで借りた車にdisco orarioが無かったという状況証拠と一致します。

    但し、イタリアはUSと同じで国の法律よりもRegione州、Provincia県、Comune市の規制の方が強権を発動することが多々あるので備えておくに越したことはないでしょう。ローカルルールに備えて表示時間についてもその都度近くの人に聞いてみるというのが正解なように思えてきました。

  • 堂 剛 より:

    私は7年ほどイタリアで車を所有、運転していましたが、disco orarioは使っことが一度もなく、それで違反切符取られたこともないです。ローマ、フィレンツェの友人も使っている人は見たことがないです。最近はフロントガラスに付けている人も少ないかと思います。過去に年配のイタリア人が使っているのを何度か見た程度です。disco orarioは使う必要性はないと思います。

  • ino より:

    こんにちは。inoです。
    横からの質問申し訳ありません。
    当方も再来月(4月末)からイタリアで車を運転する予定ですが、心配になってきました。
    下記について教えて頂けないでしょうか?
    (1)違反確定する超過速度&額
    (2)速度取締り機の形、色(画像リンクありましたら教えて下さい。)
    独での運転経験がありますが、幸いにもまだ違反経験はありませんが、
    独でもStuttgart等、都市部国道(伊SS相当)で取締り機(緑色の箱)を見たことがあります。
    60制限が出てて、地元の車は急にスピードを落としてました。
    独では、予告標識はありませんでした。

    日本と比べると、欧州は数キロ超過でも違反&罰金となり、結構厳しいと聞きます。
    当方の偏見ですが伊はお国柄、緩いかな?なんて思ってましたが、注意したいとおもいます。

  • ino より:

    追伸ですみません。
    駐車ディスク(disco orario)の件ですが、
    参照ドキュメント(http://motori.quotidiano.net/comefare/disco-orario-funziona-si-mette.htm)を英語に変換して読ませて頂いたところ、
    Scibatini さんの仰るとおり、制限時間付き駐車には、駐車ディスクの表示義務があると書かれています。
    (以下、URLより抜粋)
    The time disc should be displayed on the dashboard in order to facilitate the control and limitation of parking of cars in the parking lots,

    また制裁事項として、非表示又は延滞の場合反則金は38€とあります。
    (以下、URLより抜粋)
    Sanctions
    The fine for failure to show the disc or exceeding the time limit is 38 euros .

    しかし実際の伊では、駐車ディスク(disco orario)の掲示なくても表示義務違反にはならない(というか黙認)ということでしょうか?
    独やオーストリアでは、Pマーク標識&制限時間付きの路駐パーキングで、伊と同じ駐車ディスク(独はParkscheibe)を運転席ダッシュボードの上に掲示している車がほとんどですした。
    中には、フロントガラスにセロテープで張り付けてる車も見かけました。
    もちろん掲示せずに駐車している車も居ました。
    また独Sixtの例ですが、レンタカー借り出し時に、車の備品として駐車ディスクが付いてましたので、いつもこれを使ってました。

    とりあえず、現地(伊)で他の車がどうしてるかを見て、それに合わせるようにしたいと思いますが、反則金の38€は、ディナー1回分に相当する額なので、注意すべきかなと思料いたします。

  • Scibatini より:

    inoさん、法令順守していれば知らなくてもいいことばかりです。笑

    ***
    トピずれしだしましたが以下参考情報。

    まず、高速。知人は30キロオーバーの通知がきたそうです。日本と同じ要領でスピードカメラありの表示があります。車のメーターは実速よりもアンダー表示になっているのはご存じの通り。

    ***
    町に入る手前でも昼夜を問わずよくネズミとりをやっています。こちらは非常にシビアなようで、地元の人でもメーター読みで法定速度マイナス5でノロノロ走っていることがあります。幾つかの町では固定式のスピードカメラが設置されていましたが、警告の意味なのか法定速度で走っていてもピカるものがあります。

    ***
    調べていませんが、駐車違反で100前後ですから速度超過がそれ以下ということはないように思います。前出の30キロさん(伊語堪能)も匿名さんのおっしゃる通り反則金をカード引き落としされたと言ってましたから高速での反則金はそうなのかもしれません。地元警察の場合は別払いになることがあるのは前述の通り。伊は警察組織が複数あり、反則金の納付方法もグルーピングはできるものの組織によって異なります。公共料金徴収業務の一環として外注化しているComune(市)もあります。

    ***
    某日のLA STAMPA(新聞)には、法定速度を10キロ下げれば交通事故が半減するだろうという記事がありました。操作方法もガイドも一癖あるので人には勧めませんが、GARMINは現在地の法定速度とGPSによる実車速を地図表示してくれるので重宝しています。それを見ていると、この道幅このアールでこの法定速度はないだろうと思うほど高く設定されているところが多々あり、そこを歯をくいしばってさらに高いスピードで走ってくるのでセンターラインオーバーなどは日常茶飯事です。それ位法定速度が高いですから、よほど無茶をしない限り速度超過することはないように思います。

    安全第一で走っていてもちゃんと旅の思い出を残してくれる国です、いろいろな意味で。

  • ino より:

    Scibatiniさん、
    速度違反の件、アドバイス頂きありがとうございます。
    常に法令遵守&優良運転者としての自覚を持って運転したいと思います。
    (日本ではあまり出来てないですが。(^_^;)
    inoより

  • ひろちゃん より:

    皆様、貴重なご意見をありがとうございます。
    長期間のイタリアでのドライブが心配になってきましたが、スピード違反、ZTLには十分注意したいと思います。ほとんど中小の町や村を訪れる予定ですので、駐車は町の外に停めるようにすればいいですね。

  • ひろちゃん より:

    匿名様、Scibatini様
    1.スピード違反
    「警察にその場で罰金をきられたら郵便局か、タバッキなどで支払います。」について
    具体的にどのような手順となりますか?違反キップ(?)を持ってそのまま郵便局かタバッキへ行けば良いのですか?
    また、いつまでに支払わなければならないですか?
    2.車上荒らし
    絶対に防ぐ方法ってないですね。駐車する時は外から見えないように(トランク内)しまっておく位でしょうか?他に何か注意されていることはありますか?

  • Scibatini より:

    1.伊の警察組織は複数あることに伴い、支払方法や支払期限等も組織によって異なるので対処の方法に絞ってお話しします。

    ***
    ネズミ捕りではその場で手渡され、駐車違反ではワイパーに違反切符が挟まれます。支払い方法は切符に伊語で書かれています。監視カメラによる取締りなど後日日本で受け取る場合のみ外国人向けに英語版の反則切符を発行する組織もあります。

    で、いくつかのComune(市)などではタバッキやバールのレジで切符を見せるだけで支払いが可能な場合がある(日本のコンビニで公共料金の支払いが可能なのと同じ扱いで反則金納付ができる)というだけで、すべての市で対応している訳ではありません。ATMから切符に指定された口座に振り込むように指定されていることもありますし、公共料金徴収代行業者のサイトから支払うように指定されていることもあります。

    納付期限については明記されている場合もあれば納付期限についてのコード(法律)が適用されるとしか書かれていない場合もありまちまちです。1週間以内に支払えば減免処置(割引)されるとか(Perugia)、1週間を超えるたびに追徴金が増えていく場合(Verona)もあります。なので、違反切符を発行された地元で支払いを済ませておいた方が無難なのです。で、バール、タバッキ、郵便局、銀行で反則切符を見せればとりあえず道は開けるでしょうし、うまくいけば納付まで済ませられるだろうということなのです。お泊りになるホテルのフロントに代行支払いをお願いするのも一案かと。私は伊在住の友人に代行してもらったことがあります。

    ***
    薬局の薬剤師さんの英語話せる率は高いです。IBMロゴの万能レジが置いてあるところではプリペイドSIMのリチャージから公共料金の納付までできるように思われます。

    2.幸い車上荒らしにはあったことがないのですが、外から見えるところに取れるようなものを置かないようにする以外に方法はないでしょう。

    何かアドバイスできることがあるとすれば、不幸にして被害にあったときの警察・保険会社・レンタカー会社との連絡方法を確認しておくこと位でしょうか。警察への第一報は近くに伊人がいれば頼んでもいいでしょうし、カード会社の24時間ヘルプデスクも適宜ご利用されればよろしいかと。

    3.その他:車に乗られるときは、必ずレンタルアグリーメントとパスポート原本(同乗者も)を携行してください。ごくまれに検問に合うことがあり、この際はパスポートのコピーはダメですし、レンタルアグリーメントがないと盗難車でないことの確認が取れるまで解放されません。待ってる間、車の脇にマシンガンを持った警察官に立たれました。余談ですが、SIMを買うときもパスポートは原本でなければなりません。

  • ひろちゃん より:

    Scibatini様
    ご丁寧な回答、ありがとうございます。
    事故、盗難、故障、違反に会わないよう祈るばかりです。

この質問への回答は締め切りました