スリ被害からの体験談

質問No.1280 : UJ より

2012年9月に起こった、20代後半の若いカップルのスリ被害です。私服警察官が旅行者に身分証などを求めることは(まず)ありません。怪しいと思ったら無視するか、近くの制服を着た警察官に声をかけましょう。もしくは警察に電話する(フリ)のも有効です。カラビニエリ112番、警察113番。
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ローマでコロッセオから「真実の口」まで徒歩で移動したんですが、チルコ・マッシモの近くでスリにあってしまいました。
巧妙な手口でした。

一人の男Aがフラフラ近づいて来て、道を聞いてきました。何度か軽くあしらっていたのですが、最後にチルコ・マッシモをバックに写真を撮ってほしいと言われ、その男Aの携帯で撮ってあげていたら、別の男Bがやってきたのです。

Bは首からなにか身分証みたいなのをかけていて、それをパッと私達にみせると、男Aと私達に対していろいろ質問してきました。そして『その場を動くな!』みたいな事を言われながら、わたしの旦那に対し『パスポートをみせろ』そして次に『所持金をみせろ』と言ってきたのです。
「おかしいな…」と思ってちょっと動いたらまた『動くな!』と言われて、私はずっといぶかしい目でみていました。

この男達はグルなのかな?と疑って見ていたら、男Aの身分証や財布もチェックしていたので、「私の勘違いかな〜」と思いつつ、なかなか私も動けずにいました。すると、再び旦那の財布を要求し所持金をチェックしている途中で、男Bがコインを落としたのです。みんな足元に気を取られている時に、そのBは旦那の財布からお金を抜いたんだと思います。

その時はすぐ気づかなかったんですが、解放されて、その変な男Aもいっとき私達と一緒に歩いて「変なやつだったね。」みたいなリアクションをします。『結局どこに行きたかったんですか?』と私が聞くと地下鉄じゃないと行けないような場所を言ったんで、『それは地下鉄がいいですよ。』と言ったら、ボソッと『お金ない』的な事を言って私達から離れていきました。

さっきの男Bが財布チェックしている時、お札が入っていたのを見ていたので、「なにこの人!怪しい!!」と一瞬思ったのですが、どうしていいかわからず 私達はとても嫌な気分になったけど、気を取り直して最終日を過ごしました。

そして、最終日イタリアからパリ行きの飛行機の中で、旦那が「あっ!!」と気付いたんです。
お金は基本的に私が管理していたんですが、その日に限って、最終日だからというのもあって、日本円を多めに財布に入れていたそうです。お札の一部を抜かれていておそらく5万円くらい抜かれたと言っていました。 二人とも離陸する飛行機の中で唖然となって、気持ちが納まりつかず、旅の疲れもあいまって、帰国後もちょっと重い気持ちになっていました。

この質問への回答は締め切りました